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2025年1月7日
口座振替は、利用者側にとって自動的に支払うことが出来る利便性の高い決済手段です。
水道代や電気代など公共料金での支払いシーンでは
誰しもが利用したことがあるとは思いますが、他のサービスへの支払いでも有効な決済手段です。
今回はいくつかの利用シーンを紹介いたします。
口座振替に適したサービス
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①小中学校などの教育機関
給食費用は自治体によっては無償化だったり、
回収を自治体で行うなど学校での回収が無くなったりする傾向にありますが、
ドリルや修学旅行の積み立てなどは引き続き各学校での回収が必要になります。
集金袋などで手集金が一部残っている学校もあるかもしれませんが、
効率よく回収するためには誰でも使える「口座振替」が最適な回収方法です。
②予備校、学習塾などの教育事業者
クレジットカード決済も一部の事業者で取り入れられていますが、
カード手数料率が高く導入を見送られることの方が多いです。
一方、月謝の未収を効率よく減らせる決済手段としては「口座振替」が有効です。
例えば、夏期・冬期講習などプラスαで費用の請求が発生する場合にも、
追加金を振り込んでもらうよりも登録している口座から通常月謝に上乗せで引き落としをする方が
請求・回収が容易にできます。
③通販事業者
健康食品や化粧品などの定期販売では後払いによるコンビニ支払いが多い業界ですが、
購入継続率を考えると毎回支払いに赴いてもらうよりも、
自動的に支払える「口座振替」の方が利用者の利便性が高く、優位性が高いと言われています。
④新電力小売事業者
実はクレジットカード決済しか利用できない事業者が散見されます。
東京電力など「旧電力」は昔から請求・回収業務が確立されており
口座振替は当たり前のように利用者が支払える決済手段として認知されていますが、
ここ数年で一気に広まった「新電力」の中には、回収業務が確立されていない事業者があります。
その場合、もっとも未収リスクの少ないクレジットカード決済のみ利用できる決済手段となっています。
やはり一定数はカード決済に抵抗する消費者層が存在するため、機会損失になっていると言えるでしょう。
⑤企業間取引
仕入れ代金、システムの利用料金、マットやコピー機など各種レンタル代金など企業間での支払いは、
まだまだ銀行振込による回収が根強く残っています。
一部の事業者で、「取引先毎の支払いサイクルの問題」で仕方なく銀行振込を残している声も聞きますが、
昔からの方法をなんとなく踏襲しているという理由が大半です。
企業間取引では消費者との取引と違い未収はそこまで多く発生しませんが、
銀行振込に関わる「請求・消込作業」の負荷が高いものとなっています。
この作業負荷を軽減するために口座振替は有効な決済手段となっています。
それでは、実際の利用前に事業者にとってのメリット・デメリットもおさらいします。
事業者としての口座振替のメリット
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①サービス継続率の向上
利用者の口座から自動的に代金が引き落とされることで
「サービス解約を考える機会」や「都度支払いの煩わしさ」
を減らすことができます。
サービス解約のきっかけを潰すことで
継続してサービスを利用される割合が高くなると見込めます。
また、ほとんどの方は銀行口座を持っているので
クレジットカードや電子決済と異なり
口座振替は対象の顧客が広くサービスの利用間口も広げられると考えられます。
②未回収リスクの軽減
利用者が能動的に支払いをする銀行振込や請求書払いと違い、
自動で引き落としがされる口座振替では不払いのリスクを
最小限に抑えることが可能です。
定期的にまとまった回収ができ、
キャッシュフローも安定するので事業計画も立てやすくなります。
ただし口座振替でも、
利用者の口座残高に不足があると代金回収ができないので
未回収になるリスクはゼロではありません。
③回収コストの軽減
口座振替は管理業務を一元化することができるので、
都度払いで発生する集金業務や入金業務などにかかる
郵送費用や人件費などの事務的なコストを抑えることが可能です。
業務の効率化にも繋がり、大量の取引がある場合には特に効果的です。
事業者としての口座振替のデメリット
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①開始までに時間がかかる
口座振替では引き落とし開始前に利用者の預金口座を登録することが必要です。
口座振替依頼書で登録を進める場合以下のフローが発生します。
-
引き落としの口座を登録する
-
❶口座振替依頼書を取得
-
❷利用者が必要事項を記入
-
❸正しく記入されるまで取り直し・修正
-
❹金融機関に提出
-
❺ 受理
このように口座登録完了には1~2ヶ月ほどの時間がかかります。
したがってそれ以外の決済方法を用意していないと、
利用者へのサービス開始が遅れてしまう場合があります。
②一部で負担の大きい作業が発生する
口座振替依頼書での口座登録では
署名や捺印の漏れ・記入ミスなどの不備が非常に多く見られる傾向にあり
差し戻しが何件も発生します。
その都度利用者に口座振替依頼書を返送し、記入をしてもらい確認する作業が必要です。
また未回収が発生した際には督促業務も発生し、
スタッフの精神的な負担も大きくなることが考えられます。
まとめ 事業者のデメリットをなくした「後払い.com 口座振替サービス」
口座振替は、継続的な課金サービスで有効な決済手段の一つです。
利用者自らが支払いに行く他の支払方法よりも回収率が高く利便性に優れています。
一方で口座振替の運用にあたっては
❶ 開始まで時間がかかる
❷ 一部で負担の大きい作業が発生する
など課題となることが多くあります。
株式会社キャッチボールの「後払い.com 口座振替サービス」なら、
口座振替依頼書のやり取りから、入金管理・督促業務まで口座振替に関する業務は全てお任せOK。
Web口座振替登録も対応しているので機能面にも優れています。
また当社はコンビニ後払いサービスも提供しているので、
口座振替での引き落としが難しい場合にはスムーズにこちらの回収手段を適用することができます。
是非「後払い.com 口座振替サービス」をご検討ください。