Interview
ー「後払いドットコム」の導入を検討されたきっかけを教えてくださいー
弊社は“お客様の健康で幸せな毎日に貢献する”をモットーに、おいしく健康を支える明治の牛乳・乳製品を毎朝、ご家庭や幼稚園にお届けしています。
牛乳配達は昔から家族経営で行われてきましたが、弊社は事業として成長し続ける「新しい牛乳屋さん」を目指して業務を配達、営業、事務に分業し、新規顧客の開拓を積極化しています。
牛乳配達はお客様に1ヶ月商品をお届けし月末に配達する者が集金に伺うというイメージがありますが、弊社ではお客様のお手を煩わさないようにいち早くコンビニ決裁、口座振替、クレジット決済などの多彩な決済方法を取り入れ、お客様が支払いやすい方法をお選びいただけるようにしていました。
しかし、幅広い年代や世帯構成のお客様を対象としていますので、新規顧客開拓を進めると売上拡大に伴って代金が未回収となるお客様が増えてきます。 特約店ではその月の代金の回収が出来なくても翌月の配達を続けなければなりませんので、こうした未回収配達軒数の増加は大きく経営を圧迫します。
健全な事業の成長を願う弊社としては、この代金未回収リスクを解消する新たな決裁サービスの導入を急務としていました。
ー決済代行サービスとして後払いドットコムをお選びいただいた理由は?ー
インターネット検索でお客様の支払い状況にかかわらず代金を立替え先払いしてくれる後払い決裁サービスがあることを知り、早速問い合わせました。他社の決済サービスも検討させていただきましたが、そのサービスは弊社の事情に合わず採用には至りませんでした。
明治の販売特約店である弊社の場合、毎月20日までに商品の仕入代金を納めなければなりません。 これに合わせて、諸経費の支払や従業員の給料日も20日に設定しています。このため、20日以前に立替え払いを受けられなければ、資金繰りに不都合が生じます。
キャッチボールの担当の方はこうした事情に真摯に耳を傾け、立替え先払いの期日を毎月15日に設定していただけました。その柔軟で誠意あふれる対応に感銘し、弊社は迷わず後払いドットコムに決定しました。 同じ資金繰りの悩みを抱える特約店の仲間たちにも推奨しています。
ー後払いドットコムを導入されて未払金回収のリスクは解消されましたかー
おかげさまで導入から3年で、未回収率は0.5%から0.1%へと改善しています。
牛乳宅配サービスでは、お客様の未払いが確認された時点には翌月分の配達が始まっています。未払いが継続するお客様の配達を止められるのは遅くとも3ヶ月後となりますので、仮に売上が4億円ならば未回収率0.5%では200万円×3ヶ月分のロスが発生します。
後払いドットコムは一度与信審査を通過したお客様の代金を継続的に立替え先払いしていただけますので、こうした経営上のロスを解消するばかりでなく、事業を伸ばすためのキャッシュフローとして使わせていただくことができます。
導入前は、各エリアの事務主任たちがわずか1ヶ月分の牛乳代回収のために休日や夜間に未払いのお客様宅を訪問していました。後払いドットコムは請求書の発送から督促まで代行していただけるので業務的なロスや負担からも解放され、みんな大喜びしています。
ー後払いドットコムに期待された以上のメリットはありましたか?ー
牛乳宅配サービスは、1軒1軒の取引額が少額でも配達軒数が大きくなりますから、わずかなロスでもその規模は相乗されます。弊社では毎月300~400軒の新規お客様を獲得していますので、迅速かつ効率的な顧客管理は必然の課題となります。
弊社がおつきあいするキャッチボールの担当の方はこうした弊社のビジネスモデルを深くご理解され、臨機応変に適切なサポートと提案をしていただけます。おかげさまでCSVを使った一括登録でスムーズにお客様登録が行え、与信結果メール通信サービスでリスクの低い新規顧客開拓が実現されています。
これまで使っていたコンビニ決済の請求書を切り換える際にも、株式会社さくらヴァンの提供する牛乳管理システムをご紹介いただけ、システムの請求書印刷機能と連携させてスピーディに対処することができました。
通販事業に精通したスクロールグループのリソースを活用して、多様な業種・業界の業務管理システムと連携が図れる後払いドットコムは、弊社が今後事業を大きく成長させていくための欠かせない基盤として信頼しています。
ー今後の展望をお聞かせくださいー
弊社では現在、牛乳の宅配ルートを活用して“本当に価値あるものを提供し続ける”宅配サービス事業への拡大を図っています。
既に生鮮品やお米などの宅配サービスを始めていますが、今後も牛乳管理システムや他の業務管理システムとも連携して牛乳宅配事業の成長機会を拡大していきたいと考えます。
心強いビジネスパートナーのキャッチボールと協働して、“お客様の健康で幸せな毎日に貢献する”宅配サービス事業へと大きく成長していきますので、ご期待ください。
取材にご協力いただいた方
代表取締役 鈴木一哉さま